動機づけと聞くと、エドワード・L. デシさんの、内発的動機づけ、外発的動機づけという考えが一番にでてくると思います。
ガードナーさんとランバートさんは、道具的動機づけ、統合的動機づけという風に分類しました。
これは、主に言語学習についての考え方です。
モチベーション研究の変遷は面白いですね。
道具的動機づけとは
道具的動機づけとは、自分の地位をあげたいという目的のために、頑張るという考え方です。
例えば
モテたいから痩せる。
いい仕事につきたいから、勉強する。
統合的動機づけとは
勉強している言語の社会や文化の一員になりたいから勉強を頑張ること。
例えば
友達と同じ言語で話したいから外国語を勉強する。
尊敬する人と一緒に働きたいから、勉強する。
分類からみる影響力
ガードナーさんとランバートさんの、考え方では説明しづらいことがらが多いということから、現在ではメインでは取り扱いされてはいません。
しかし、モチベーション研究の嚆矢として、絶大なインパクトを与えました。
ここで大切なことが、統合的動機づけと道具的動機づけを二分して考えようという発想がでるということは、統合的動機づけの影響の大きさを物語っています。
デシさんの理論では、統合的動機づけは、内発的動機づけの中の一部という取り扱いにはなっていますが、一部ということでは、収まりがつかないようなパワーだったわけですね。
統合的動機づけを重要視する。
統合的動機づけは、英語話者と仲良くなりたいから、英語を勉強するというものです。
この考えが使えるのは、言語学習だけではありませんよね
もっと上位のクラブでプレイするために、サッカーの練習をするだったり。
経済学の偉い先生とお話するために、経済学の勉強をするだったり。
この人と対等に話がしたい こう思えるような人を見つけられたらいいですね。
まとめ
いろいろな動機づけがありますが、社会的動機づけは、その中でも影響の大きい部分なので、それを活かす。
